福井城址
初代福井藩主結城秀康が築城。四重に廻る堀は堅牢な石垣に囲まれていました。石垣はすべて笏谷石製で、用水や暗渠、建物の礎石や瓦などの建材も笏谷石で作られていました。その美しい姿は、現在も福井の街の景観を彩っています。
車で5分または、徒歩9分
福井藩松平家の別邸である回遊式林泉庭園。長さ5m幅90㎝もの巨大な自然石を使った石橋、景石、立石、笏谷石製のつくばいなど越前産の名石を各所に使っていて、ゆっくり散策しながら水と石が作る景観を楽しめます。
徒歩3分
朝倉氏滅亡後に越前を統治した柴田勝家が築いた巨大城郭。屋根に笏谷石が葺かれた美しい姿を宣教師のルイス・フロイスが書き記しています。発掘された石垣の一部が柴田神社境内に残されています。
車で7分または、徒歩15分
柴田勝家が北陸道と足羽川が交差する要衝に築いた半石半木の橋。その理由については諸説ありますが、江戸時代には名橋・奇矯として広く知られていました。
車で7分
福井藩の医師、山本瑞庵が足羽山の麓の笏谷石採掘場跡に建てた庵。美しい庭園の通路の敷石や橋などに笏谷石がふんだんに使われています。幕末には藩主の松平春嶽をはじめ、橋本左内ら志士の密会の場となりました。
車で17分
第4代福井藩主松平光通の創建。境内からほど近い山中にある歴代藩主を祀る廟所「千畳敷」は、1360枚もの笏谷石が使われています。また墓石、柵、門扉に至るまで笏谷石が用いられており、尊厳的な空間を演出しています。