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足羽山北西側ふもとにある丹巌洞はもとは笏谷石の採掘場でした。切り出した笏谷石は、かつて目の前を流れていた足羽川を経由し全国に出荷していました。その跡地に、福井藩の医師山本瑞庵が丹巌洞という草庵を建てました。幕末には藩主松平春嶽や橋本左内ら志士たちの密会の場となりました。美しく苔むした庭園の敷石や橋、灯篭などに笏谷石が使われています。
年代江戸時代(19世紀)
福井県福井市加茂河原1丁目5-12
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